【第46、47回セミナーを開催しました】

 

「肩=複雑」を「肩=ロジカルでおもしろい」へ

今回は根治療研究会主宰の唐木と副代表の伊藤が最低限知っておきたい 肩複合体 肩甲上腕関節 肩甲帯 可動域編を開催しました。

肩関節は難しいという印象を持たれている方が多いかと思います。

 

その通りです。

 

てすが、難しいことでも見方を変える事で解決の糸口がつかめることがあります。

肩関節に関していえば肩複合体を要素に分けて評価するということがそれにあたります。

そのために最低限知っておいたほうが良い知識と技術をお話しさせて頂きました。

 

スペシャルなテクニックは使いません。

基礎的なことをきっちり評価することからもう一度学ぶことで、今まで学んだスペシャルなテクニックはより生きてきます。

スペシャルなテクニックを学んでいない方も介入の打率は上がります。

基礎工事がしっかりしていないと良い家が立たないのと同じで、リハビリテーションも基礎が大切です。

患者さんを良くするためにも自分自身が臨床を納得しながら楽しいものにする為にも、時々基礎工事をするのも良いですよ。

 

参加された先生ありがとうございました。

 

今後の【最低限知っておきたい 肩複合体】の予定は

3/17 肩甲上腕関節 肩甲帯 可動域 介入編

7月以降

腱板と構成筋の評価と介入編

臨床推論編(疾患別)

となっております。


【講義内容】

 

肩関節は身体の中で最も複雑で難しいというイメージがある関節かと思います。

 

しかし実は肩関節は「ロジックに介入できる」関節です。

 

身体の中で最も自由度の高い肩関節ですが、5つの関節で構成され複雑に絡み合う筋によってコントロールされています。

 

これらは機能的な要素に分解して個々の評価をする事ができます。

 

また、それらの関係性や身体の治癒過程のタイミングを盛り込んで考察することで、介入のターゲットや徒手的介入の手段を絞りこむことができます。

 

これらを患者さんの状態に合わせて、的確に提供すればきっちり結果が現れます。逆に的が外れ介入の手段を間違えると変化が出ないばかりか悪化させてしまうこともあります。

 

今回の「最低限知っておきたい 肩複合体」コースではこれらのことを考慮し、とにかく臨床的で、かつ基本的な評価や介入を臨床家の視点からお伝えしていきます。

 

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午前中は、そんな肩関節の中でも肩甲上腕関節に絞って基本的な解剖、触診、評価を学んでいきたいと思います。

 

最も可動域が大きい関節であると同時に、最も可動域制限が生じやすい関節でもある肩甲上腕関節。介入しがいのある関節とも言えます。

 

これを診れるか否かで肩への介入の質が大きく変わってきます。

 

今回は肩甲上腕関節の可動域と関節包に着目して評価の方法を提示したいと思います。

 

肩甲帯に起こる病態のほとんどが肩甲上腕関節に集中しています。

 

オーバーユースや加齢による退行変性は原因の1つとして考えられていますが、もちろんそれだけが原因ではありません。

 

この文書を読んでくださっている方ならご存知の通り、体幹や肩甲骨など他部位の機能不全がベースにある事が多いです。

 

また、一見肩甲上腕関節に問題があるような肩の挙動も実は肩甲骨周囲の問題であったというケースもよく経験します。

 

 

午後からは、「肩甲骨」についてのお話をしたいと思います。

 

肩甲骨周囲筋は単純に単体で機能するわけではありません。一つ歯車が狂えば周りにもその影響が波及しやすいのも特徴といえます。

 

肩甲骨が正常に機能するには肩甲骨周囲筋全てが機能的な状態でなければなりません。

 

今回はそれを評価するための臨床的な可動域測定の指標や肩甲骨と肩甲上腕関節の関係性などを中心にお話ししたいと思います。 

 

 

 


唐木大輔

【経歴】

理学療法士

BiNI Complex Japan FLOWERING修了

Spine Dynamics療法セラピスト上級認定資格

 【著書】

「運動の成り立ちとはなにか(編集:舟波真一、山岸茂則)」に一部執筆

2015年発刊の「BiNI Approach(編集:舟波真一)」に一部執筆

伊藤清悟

【経歴】

出身校:茨城県立医療大学 

理学療法士

BiNI Complex Japan GLOWING修了

Spine Dynamics療法セラピスト認定資格