【第52回セミナーを開催しました】

今回は根治療研究会主宰の唐木と副代表の伊藤が最低限知っておきたい 肩複合体 腱板編を開催しました。

 

肩の痛み、肩の可動域制限、肩の機能障害

 

腱板や腱板構成筋はいずれの原因にもなり得る組織です。

 

例えば肩挙上時に肩甲骨が挙上してきてしまう場合、腱板断裂や腱板筋の機能不全を疑うのが一般的かと思います。

 

腱板に原因があるとしたら何筋なのか?

また、弱化が原因なのか?短縮や過緊張なのか?癒着なのか?を評価する方法をスペシャルテストや肩周囲の組織の硬さを評価しながら見極める方法を提示しました。

 

これらを見極めることができるだけでも、だいぶロジカルに臨床推論する事ができます。

 

介入ではいわゆるカフエクササイズでは不可が強すぎる場合の別の方法や癒着剥離の方法なども提示しました。

特殊なテクニックや難しいテクニックはさほどありません。

最低限知っておくと便利なこの知識と技術を生かして臨床を楽しみながら、さらなる高みを目指して頂ければ嬉しいです。

 

参加された先生ありがとうございました。

最低限知っておきたい肩複合体シリーズは来年また開催します。

今年開催した「肩甲上腕関節 可動域 編」「肩甲帯 可動域 編」「腱板 編」に加えて「総論 編」も企画しようと思案中です。

日程は決まり次第ホームページにて告知しますので時々チェックしてみてください。

 

 



【講義内容】

 肩関節は身体の中で最も複雑で難しいというイメージがある関節かと思います。

 

しかし実は肩関節は「ロジックに介入できる」関節です。

 

身体の中で最も自由度の高い肩関節ですが、5つの関節で構成され複雑に絡み合う筋によってコントロールされています。

 

これらは機能的な要素に分解して個々の評価をする事ができます。

 

また、それらの関係性や身体の治癒過程のタイミングを盛り込んで考察することで、介入のターゲットや徒手的介入の手段を絞りこむことができます。

 

これらを患者さんの状態に合わせて、的確に提供すればきっちり結果が現れます。逆に的が外れ介入の手段を間違えると変化が出ないばかりか悪化させてしまうこともあります。

 

今回の「最低限知っておきたい 肩複合体」コースではこれらのことを考慮し、とにかく臨床的で、かつ基本的な評価や介入を臨床家の視点からお伝えしていきます。

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今回は腱板に関する評価と介入に絞ったお話をさせて頂きます。

肩甲上腕関節は骨頭がきれいに動くことで高いパフォーマンスを発揮します。

動的な場面で骨頭中心の軸ズレ(obligate translation)が生じた場合はパフォーマンスが落ちたり、肩に痛みを惹起する可能性が高くなります。

それが繰り返されれば、腱板損傷や滑液包炎の原因となります。

肩に関してはここをいかにコントロールできるかがポイントになります。

このために必要なものが腱板筋である事はご存知の方も多いかと思います。

今回はその腱板筋の機能的な評価や短縮などの硬度の評価と、それに対する介入方法を提示したいと思います。

「肩疾患に対する臨床経験がない」

「肩が上がらない患者さんが目の前に来たときに何をして良いのか分からない」

「これから肩を診れるようになりたい」

という方にもお役に立てるかと思います。

 

講義の構成

・腱板の考え方

・評価(ROM=長さ、機能=スペシャルテスト)

・介入(側臥位や姿勢を変えての介入、肩甲帯の賦活など)

 



唐木大輔

【経歴】

理学療法士

BiNI Complex Japan FLOWERING修了

Spine Dynamics療法セラピスト上級認定資格

 【著書】

「運動の成り立ちとはなにか(編集:舟波真一、山岸茂則)」に一部執筆

2015年発刊の「BiNI Approach(編集:舟波真一)」に一部執筆

伊藤清悟

【経歴】

出身校:茨城県立医療大学 

理学療法士

BiNI Complex Japan GLOWING修了

Spine Dynamics療法セラピスト認定資格