【講義内容】

セラピストは現象をみていく職業だから、画像を見る必要はない、という声を聞きます。しかし、現象の受け止め方や障害の理解はセラピストによって千差万別、現象の分析は必ずしも客観的とは言えません。その最たる手続きが歩行分析とアプローチです。現状のそれは熱が出たから解熱剤だけを服むということと同じようなものです。
そこに脳の画像が加わることでかなりのことが見えてきます。上肢の共同運動はなぜ起こるのでしょうか? そもそも共同運動とは何ですか? 半側空間無視患者が階段をうまく降りれないのはなぜですか? プッシング現象はなぜ起きるのでしょう??
脳卒中患者の歩行や現象の観察で気づかなかったことも、つまずいている脳のシステム障害の理解も、これからの可能性も、アプローチの仕方もです。セラピストの責任として、このくらいは理解しながら中枢神経疾患に関わらなければ、と思っていることを具体例を通しながら解説します。
このセミナーに参加したら、「片麻痺歩行」という表現はできなくなりますよ。

 


日時:2017年6月25日(日) 10:00~16:30

場所:長野赤十字病院第一研修ホール

受講料:10000→8000(5月25日まで)

 



吉尾雅治先生
千里リハビリテーション病院副院長

医学博士

理学療法士

【略歴】

1974年 九州リハビリテーション大学校理学療法学科を卒業後、
      中国労災病院勤務。その後、兵庫・大阪の病院で理学療法士として勤務
 1988年~1995年 兵庫医科大学第一生理学教室研究生
1994年 札幌医科大学保健医療学部講師
1994年 大阪学院大学商学部卒業
1995年~2006年 札幌医科大学解剖学第二講座研究員
2002年 博士(医学、札幌医科大学 No.2089)の学位を取得
2003年 札幌医科大学保健医療学部教授
2006年 千里リハビリテーション病院副院長
2007年 死体解剖資格認定(厚生労働大臣 No.8105)

【専門分野】

専門理学療法士(神経 No.99-2-16、運動器 No.3-357、基礎 No.1-186)
認定理学療法士(脳卒中 No.3-13)

日本理学療法士協会 日本神経理学療法学会 代表運営幹事
学会運営審議員 および 元、脳卒中理学療法ガイドライン班長
理学療法ジャーナル編集委員

【著書】

 脳卒中理学療法の理論と技術 改訂第2版(メジカルビュー)、
神経理学療法学(医学書院)、
運動療法学総論第4版 および 運動療法学各論第4版(医学書院)、
股関節のみかたとアプローチ(DVD、ジャパンライム)  など多数