【第39回セミナーを開催しました】
5/20 プロテニス選手から学生まで幅広くスポーツ現場でトレーナー活動をされている岡村悠太郎先生にお越しいただき「Spine Dynamics療法×セルフエクササイズ 体幹編」を開催しました。
岡村先生は昨年まで清泉クリニックに勤務し、あの脇元先生にも認められていたトレーナーです。
スポーツ現場では特に選手の「痛み」に対して、迅速な対応が求められます。
岡村先生は限られた評価や動作から局所だけでなく脊柱も含めた全身の情報を読み取り、根幹となる問題点を特定。
それらを解決するためのエクササイズを即座に提示。
そして効果判定。
効果が少なければまた別のエクササイズ…、評価→介入→再評価→
このサイクルが早い早い。
スピードに圧倒されてしまいましたが、その思考過程を丁寧に説明していただき多くの気づきを与えてくれました。

受講された方からは
「根本的な原因を見つけていく過程がわかりやすく面白かった」
「エクササイズが実践的で細かなポイントを伝達してくれて良かった」
「体幹の重要性を再認識できた」
などの声が寄せられました。

Spine Dynamics療法が提唱している柔性障害の改善は除痛のみならずパフォーマンスupや障害予防にもなります。
今回のセミナーでも脊柱や胸郭の柔性が改善するだけで、動作の安定性や末梢の出力が向上することを身を持って体感できました。
またエクササイズ時のちょっとした意識付けや運動方向の変化などで効果に大きな差が出ることも感じることができました。
まずは明日から自分の体を使って変化を感じて、臨床で応用していただけたらと思っております。

岡村先生、ご参加された先生方ありがとうございました。


【講義内容】

 spine dynamicsにおいて、一番のポイントは脊柱を中心とした体幹部です。
体幹部の柔軟性をはじめとする機能低下によって四肢への力の伝達は阻害されてしまいます。
それは、脊柱機能だけでなく、関連する肩甲帯や骨盤帯の機能低下により起きるとされております。
では、どのように肩甲帯、骨盤帯、脊柱の評価から機能異常を見出し、セルフエクササイズを処方したら良いのでしょうか。
ストレッチのやり方が難しい、どのように伝えたら良いか分からない、という方にも各部位の評価、エクササイズのやり方を
説明し、効果の実体験をして頂くことで治療に活かせていただければと思います。

肩甲骨周囲の評価 ・・・ 肩甲骨アライメント、胸郭機能評価、体幹ー上肢協調性チェック

骨盤帯の評価   ・・・ 骨盤アライメント、股関節機能評価、体幹ー下肢協調性チェック

脊柱機能評価   ・・・ 脊柱柔軟性評価、脊柱起立筋群の機能評価

また、セルフケアにおいては、タオルやボール、ゴムチューブなどのツールを使ったセルフエクササイズや
セルフケアをご紹介したいと思います。

この機会に、効果の出せる機能評価と体幹部のセルフエクササイズについて体感していただければと思います。



【講師】岡村悠太郎 先生

【所属】清泉クリニック

 

【資格】

鍼師・灸師
あん摩マッサージ指圧師
日本体育協会 公認スポーツリーダー
日本テニス協会強化本部テクニカルサポート委員会委員
日本オリンピック委員会(JOC)医科学強化スタッフ

トレーナー経歴】
テニス競技 全英大会日本代表選手トレーナー(2015)
テニス競技 全豪大会日本代表選手トレーナー(2016)
テニス競技   国別対抗戦フェドカップトレーナー(2015・2016)
静岡県 中学・高校サッカー部 トレーナー
静岡県 男女 高校バスケット部 トレーナー
静岡県テニス協会  医科学スタッフ
滋賀県    ダンスイベント オフィシャルトレーナー