2015.7.11

「ヒトの本質 治癒機転から考える臨床の展開 解剖学,疼痛抑制,セラピュティックセルフ PTの本音」

『第5回セミナーを開催しました』

オステオパシー、筋膜リリース、カイロ、BiNI、その他にも様々な治療法や概念がありますが、どれが優れているのか?

なんとなく、
「オステオパシーなどの代替療法を学んでいる人はすごい」
「理学療法より代替療法のほうがすごいんだろうな…」
というイメージがありませんか?
そして、代替療法を学んでいない事に劣等感を覚える方はいませんか?


西村先生は
「どれが優れているかではなくて、治療法それぞれの守備範囲(適応や得意分野)を理解して臨床に応用していくと良い」
とおっしゃっていました。

どれか一つの治療法だけで良いという事はなくて、引き出しをたくさん持つ事が大切。

でもそれだけではなくて、自分の中で「これだけは自身を持ってできる」というものを一つ作る事も大切。

そして、療法士が学校教育で学んだ事だけでも相当な事ができる。

臨床に出た「今」もう一度今持っている本を見返す事で突破口を見つけることだってできる。

という事でした。

受講いただいた先生方からは
「患者さんに対する時の意識などが学べて良かった」

「モチベーションが上がった」

「今後何を学んでいけば良いかも自分の中で見つけられた」

「これまでのセミナーとリンクする事がたくさんあった」

「閉塞感がなくとても明るいセミナーだった」

「楽しくて一日があっという間だった」


といった声が寄せられました。

『セラピューティックセルフ』

聞き慣れない言葉ですが、今回のセミナーでは私達療法士が「人」であり、相手にしている対象が「人」である限り、知っておいた方が良い事だと感じました。

今よりも一段階飛躍するために、あるいはうまくいかなくて落ち込んでいる時に「セラピューティックセルフ:治療的自我」を考慮し、自分を見つめ直すと道が開けそうです。

私達療法士はPT、OT、STにしかできない仕事をしています。

自分のライセンスに誇りを持って、日々目の前の患者さんに精一杯向き合っていきましょう。

その先には必ず患者さんの幸せと、私達自身の成長と幸せがあります。