【第13回セミナーを開催しました】

 

「思い通りに動ける?」

 

今回はトータルボディメイクつくば代表の唐澤幹男先生にお越しいただき、腰椎・骨盤・股関節の治療戦略についてお話いただきました。

良い機能とは何なのか?

 

綺麗な姿勢でいられること。

良く曲がること。

筋力があること。

 

これらは大切だけど、最も大切なのは「自分の身体を思い通りに動かせること」

 

しかし、患者さんはなかなかこれができません。

本人は体を伸ばしているつもりだけど伸びていない。

大殿筋の収縮をさせたいのに力が入るのは腰。

多裂筋の収縮?むりでしょー。

患者さんがなぜこれができないのか?理由は様々かもしれませんが、原理原則を抑えてやるべきことをやれば身体は変わる。ということを教えていただきました。

 

受講された方からは

「抜けていた知識がうまった」

「セミナーに参加して自分の腰痛が軽くなった」

「自分の身体を自由に動かせるようになる必要があると感じた」

などの意見が寄せられました。

 

腰椎・骨盤・股関節について解剖、運動連鎖、神経学的視点から考察されたものを惜しみなくご教授いただきましたが、

どれも文献や論文に裏付けされており非常に説得力のあるお話でした。

お話だけでなくご教授いただいた手技によって即自的に変わるコアマッスルに驚くのと同時に、臨床におけるコアマッスルへのアプローチの甘さに気付けたセミナーでした。

 

コアマッスルに対して私たちができることはまだまだある。

自分の身体を思い通りに動かせることの幸せをより多くの方が感じられるように、私たちが力を発揮していきましょう!

参加された皆様、唐澤先生ありがとうございました。


【講義内容】

 骨盤は身体重心を内包している運動制御における中心と言える存在である。また仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節は上半身にはたらく慣性力などを下半身に伝え、床から伝わる下半身から力を上半身に伝える要である。しかし、その関節面は縦になっており、筋的制御、構造的制御が重要になる関節である、また一度仙腸間接痛が出ると常にストレスにさらされる部分であるため、完治するまでに時間を要する場合が多い。
仙腸関節を中心に仙骨と腸骨、そしてその制御に腰椎、股関節について知り、治療戦略について学んでいきたい。



【講師】唐澤幹男 先生

【所属】トータルボディメイクつくば 代表

【資格】

理学療法士/保健医療学修士
ヨガインストラクター(RYT200 コース修了)
NPO 法人メディカルリハビリテーション理事
Total Approach 研究会学術部
入谷式上級コース修了

【実績】

茨城県立医療大学を卒業後、つく ば市内の総合病院で9年間理学療法士として急性期、回復期、慢性期、外来、スポーツ外来で実績を積み、延べ患者数22000人の治療、インソールを200 足以上を作成、魔法の靴を作るセラピストと呼ばれる。2007年から 2010年まで筑波大学ハンドボール部トレーナーを兼務し、関東リーグ優勝、インカレ準優勝をサポート。また 2014年には骨盤と腰椎の研究にて茨城県立医療大学大学院を卒業し、保健医療学修士を取得。理学療法士、ヨガインストラクターを対象に治療法や解剖学な どのセミナーを年間30本以上、受講者は年間1000人を超える。