【第23回セミナーを開催しました】

『産前産後の重要性』

今回はつくば市 女性のための整体サロンPALMの丹羽麻奈美先生にお越しいただき、女性の身体変化と機能不全についてお話し頂きました。

「産前産後の身体が大きく変化するのはなんとなくわかるけど、セラピストとして実際何をしたら良いかわからない」

このような思いを抱いているセラピストも多いのではないでしょうか?

今回はそんな思いを払拭してくれるような講義内容でした。

具体的には
「月経と関節弛緩性」「妊娠と関節弛緩性」「出産と靱帯や骨盤底筋の損傷」など、興味深い解剖学的知見がたくさんありました。

また、骨盤周囲の評価方法や産前産後の身体ケアについて、ヨガの要素を取り入れながらご教授いただきました。

セラピストとして知っているつもりが実は詳しく知らない内容が多く、本当に学びの多いセミナーでした。この知識を多くの人が知り、実践していれば多くの方の骨盤周囲の問題に起因する身体機能不全を予防できるだろうと感じました。


今回のセミナーは産前産後の女性に関するお話がメインでしたが,出産を経験されている場合が多い高齢女性へのアプローチのヒントもたくさんありました。

それだけでなく男性からの立場としても日常生活へ生かせる知識もたくさんあり、非常にありがたい講義内容でした。

丹羽先生、参加された皆様ありがとうございました。


【講義内容】

妊娠・出産を経験していれば何年経っても産後である。
 
その様な視点で目の前の患者様と向き合っていますか?
 
患者様の全体像を捉える上で、妊娠・出産時の身体変化や、骨盤帯・骨盤底筋群がどのように変化するかという知識を得ることはとても重要だと思います。
また女性は月経周期により、1ヶ月を通しても身体はもちろん、心の変化も大きいと思います。
 
今回は月経、妊娠・出産時の身体変化や、骨盤帯・骨盤底筋群の評価、アプローチについてお話させていただきます。
 
毎日の患者様との時間に、何か少しでもヒントになると幸いです。
 
✳︎月経について
✳︎妊娠・出産時の身体変化
✳︎骨盤帯の捉え方
✳︎骨盤底筋群の捉え方



丹羽麻奈美 先生
理学療法士/マタニティヨガインストラクター/ガスケアプローチ腹筋編レベルⅠ修了

【所属】つくば市女性整体サロン PALM代表
【卒業大学】茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科卒業

 

 

【研究実績】第47回日本理学療法学術大会 奨励賞
「回復期リハビリテーション病院で働く女性PTを対象とした意識調査~女性PTの離職率改善に向けた取り組み~」

 


総合病院、都内整形外科クリニック勤務、トータルボディメイクつくばにて骨盤メイクを担当。現在は女性に特化した整体院PALMにて、様々な身体トラブルに対して施術を行っている。
また、医学的な視点からヨガレッスンを展開。
妊娠前の身体作りや、産後ケアについて講義とヨガを交えながらセミナーを開催している